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自治体・団体の会議録の作り方 — 公開を前提とした記録

· 株式会社リキッドブロック · 読了 4分

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この記事で分かること

審議会や管理組合の会議録は、第三者が経緯を検証できることが求められます。全文筆記と要点筆記の使い分け、発言者の表記3方式、録音から公開までの5工程と自動化できる範囲を整理しました。

自治体の審議会、学校の評議員会、マンション管理組合、業界団体の理事会。

これらの会議録は、公開されることを前提に作られます。社内の議事録とは、求められるものが根本的に違います。

以下は一般的な整理です。法令や条例に基づく作成義務・公開義務については、所属する組織の規程や所管部署にご確認ください。

社内議事録との違い

社内議事録 公開される会議録
読む人 関係者 不特定多数
目的 次の行動につなげる 経緯を説明できるようにする
発言者 省略することもある 明示が求められることが多い
要約 積極的に行う 恣意的な要約は避ける
修正 柔軟に 手続きが定められていることも

最大の違いは、「なぜそう決まったか」を第三者が検証できることが求められる点です。

社内議事録は結論と次の行動が中心ですが、公開される会議録では議論の経過そのものに意味があります。

全文筆記と要点筆記

会議録の作り方には、大きく2つの方式があります。

全文筆記(逐語録)

発言をそのまま記録する方式です。

適する場面

負担

要点筆記

発言の要旨をまとめる方式です。

適する場面

注意点

使い分け

どちらを採用するかは、組織の規程で定められている場合があります。まずそこを確認してください。

定めがない場合、議題の重要度で使い分ける運用もあります。

発言者の明示

公開される会議録では、誰の発言かを明示することが多くあります。

表記の方法はいくつかあります。

組織の慣行に従ってください。 途中で表記を変えると、過去の記録との整合が取れなくなります。

一般傍聴者の発言など、個人が特定される情報の扱いには注意が必要です。会議録の公開範囲と、個人情報の保護のバランスを、規程に沿って判断してください。

作成の手順

1. 録音する

公開される会議録では、正確性の要求水準が高いため、録音は事実上必須です。

会議の冒頭で録音する旨を告げるのが一般的です。公開の会議であれば、傍聴者にも分かる形で行います。

2. 文字起こし

全文筆記の場合、ここが最も時間のかかる工程です。自動の文字起こしを使えば大幅に短縮できます。

ただし、

そのまま公開できる品質にはなりません。 必ず人が確認してください。

3. 整形

読みやすさのため、次の処理を行うことがあります。

どこまで手を入れるかは組織で統一してください。作成者ごとに基準が違うと、記録としての一貫性が失われます。

発言の趣旨を変える修正は行わないのが原則です。

4. 確認

発言者本人に確認を求める運用を取る組織もあります。

このあたりの取り扱いも、あらかじめ定めておくと後の混乱を防げます。

5. 公開

公開の方法と時期は、規程や慣行に従います。ウェブサイトへの掲載、閲覧に供する、請求に応じて開示するなど、形態はさまざまです。

効率化できるところ

作成負担が大きい業務ですが、削減できる工程はあります。

文字起こしは自動化の効果が最も大きい工程です。数時間かかっていた作業が数分になります。

テンプレートの固定も効きます。毎回同じ構成にすることで、整形の判断が減ります。

一方、確認と整形は人が行う必要があります。固有名詞、発言者の判別、公開してよい範囲の判断。これらは自動化できません。

外部サービスを使う場合

会議の内容によっては、外部に音声を出すことの可否を確認する必要があります。

公開が前提の会議であれば問題になりにくい一方、非公開部分を含む会議では慎重な判断が要ります。所管部署や規程を確認してください。

まとめ

作成の負担が大きい業務ですが、負担の大部分は文字起こしに集中しています。そこだけ効率化すれば、残る作業は確認と整形に絞られます。

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