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ライブ配信やウェビナーを文字起こしする方法と、その線引き

· 株式会社リキッドブロック · 読了 4分

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この記事で分かること

ウェビナーや決算説明会はタブ音声を録れば後からテキストにできます。私的利用と社内共有・公開の線引き、タブの音声も共有にチェックする4手順、本番前の10秒テストまで整理しました。

オンラインセミナー、ウェビナー、決算説明会の配信、業界カンファレンス。聞きながらメモを取るのは大変ですし、聞き逃した部分は戻れません。

これらはブラウザのタブ音声を録音すれば、後からテキストにできます。会議と同じ仕組みです。

ただし、会議とは違って著作権が関わる場面があります。手順の前に、そこから整理します。

まず線引きの話

以下は一般的な整理であり、法的助言ではありません。判断に迷う場合は専門家にご相談ください。

問題になりにくいもの

自分のための記録(私的複製)

自分が視聴した配信を、自分が後で見返すためにテキスト化する。これは私的使用のための複製として、一般に問題になりにくいとされています。

自社が主催した配信

自社のウェビナーやセミナーであれば、自分たちのコンテンツです。録画も文字起こしも自由に行えます。議事録として社内共有するのも問題ありません。

社内共有の可否

私的使用の範囲は「個人的または家庭内その他これに準ずる限られた範囲内」とされています。会社での業務利用は、この範囲を超えると解釈されるのが一般的です。社内に配布する場合は、主催者に確認するのが安全です。

問題になりうるもの

文字起こしの公開・配布

他者の配信を文字起こしして、ブログやSNSに全文を掲載する。これは複製権・翻案権の侵害にあたる可能性があります。

要約であっても、元の表現に依拠した詳細なものは問題になりえます。

利用規約による制限

プラットフォームや主催者が録画・録音を禁止している場合があります。有料セミナーでは規約に明記されていることが多いので、申込時の規約を確認してください。

法律上は私的複製の範囲でも、規約違反は別途契約上の問題になります。

迷ったときの判断

その文字起こしを、配信者本人に見せられるか

自分用のメモなら見せても問題ないはずです。公開や再配布が前提なら、許諾を取るべき場面です。

手順

線引きを確認したうえで、実際の方法です。

ブラウザのタブ音声を録音する

配信を再生しているタブの音声を、そのまま録音します。マイクで拾うのではなく、PC内部の音を直接取り込むので、音質が落ちません。

  1. 配信を再生するタブを開いておく
  2. 録音ツールで「オンライン会議モード」など、タブ音声を取得する設定を選ぶ
  3. 共有するタブを選択する画面で、「タブの音声も共有」にチェックを入れる
  4. 録音を開始する

3のチェックを忘れるのが最も多い失敗です。 ここを外すと映像だけが記録され、音が入りません。

開始前に10秒テストする

配信が始まってから気づいても手遅れです。短く録って再生し、音が入っているか確認してください。

2時間のセミナーを録り終えてから無音だと分かったときの損失は大きく、しかも配信は繰り返せません。

PCの画面収録を使う場合

専用ツールを使わず、OSの機能で録る方法もあります。

Macの標準機能はシステム音声を直接録れません。別途オーディオドライバの導入が必要です。この点でつまずく方が多いので、対応しているツールを使うほうが早いことが多いでしょう。

文字起こしの精度を上げる

配信は会議より条件がよいことが多く、精度は出やすい傾向にあります。

有利な点

不利な点

BGMのある配信は苦手です。 音楽が主体のコンテンツでは、そもそも文字起こしに向きません。講演やトーク中心のものを対象にしてください。

実務で効く使い方

業界セミナーの記録

参加できなかった同僚に共有する、というのは社内共有にあたるので主催者への確認が必要です。一方、自分の理解のために要点をまとめるのは通常の範囲です。

自社ウェビナーの二次利用

もっとも活用しやすいのがこれです。 自社のコンテンツなので制約がありません。

1時間のウェビナーから、記事が数本作れます。すでにある素材の再利用なので、新たに作るより効率的です。

決算説明会・IR配信

上場企業の説明会は多くが公開されています。自分の投資判断や業務のための記録は私的利用の範囲ですが、内容を要約して公開・配布するのは別問題です。

まとめ

  1. 自分用の記録は通常問題にならない
  2. 自社の配信は自由に使える(最も活用しやすい)
  3. 社内共有・公開は主催者への確認を
  4. 手順は「タブの音声も共有」にチェックを入れて録音するだけ
  5. 本番前に10秒テストする

技術的には会議の録音と変わりません。違うのは、他者のコンテンツを扱う場面があるという点だけです。そこさえ意識しておけば、聞き逃しの不安から解放されます。

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