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初対面の打ち合わせで押さえること — 録音の頼み方を含めて

· 株式会社リキッドブロック · 読了 5分

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この記事で分かること

初回の録音は事前メールで頼むほうが通ります。依頼文の例と断られたときの対応、名刺や席順などメモでしか残らない情報、相手の言葉をそのまま残すなど初回に記録すべき4項目を整理しました。

初対面の打ち合わせは、情報量が最も多く、最も忘れやすい場面です。

会社の背景、組織の構造、担当者の役割、要望の詳細、使われている専門用語。これらが一度に押し寄せます。しかも相手の名前と顔を覚えることにも意識を使います。

つまり記録の価値が最も高い場面なのですが、同時に録音を頼みにくい場面でもあります。信頼関係がまだないからです。

この矛盾をどう扱うかから始めます。

録音は事前に頼む

その場で頼むより、事前のメールで一言添えておくほうが圧倒的にスムーズです。

お打ち合わせの内容を正確に把握したく、当日は録音させていただければと存じます。議事録作成のみに使用し、他の目的には使用いたしません。 ご都合が悪い場合は遠慮なくお知らせください。

事前に伝える利点は3つあります。

相手が考える時間を持てる。 その場で聞かれると、断りにくくて「いいですよ」と言ってしまう人がいます。事前なら、社内で確認したうえで返答できます。

準備してもらえる。 「録音されるなら、社内で共有の許可を取っておこう」という判断が可能になります。

当日の空気を変えない。 冒頭に録音の話をすると、そこから始まる会話が少し硬くなります。事前に済ませておけば、本題から入れます。

断られたら

「今回は遠慮させてください」と言われたら、素直に引き下がってください。理由を尋ねる必要もありません。

初回で断られても、関係ができてから改めて頼めば通ることがあります。逆に、初回で押し切ると次がありません。

録音していても、メモは取る

録音があると安心してメモを取らなくなりますが、初対面では両方やってください。

理由は、録音では拾えない情報があるからです。

とくに誰がどの席に座っていたかは、後から録音を聞くときに役立ちます。声だけでは判別しにくいためです。

名刺を受け取った順に並べておき、席順のメモを添えておくと確実です。

初回に記録すべきこと

1. 相手の組織と役割

商談であれば、これが次回以降の組み立てを左右します。

2. 相手が使った言葉

要約せず、そのまま残してください。

後者からは、予算のタイミングが制約であること、意欲はあることが読み取れます。要約するとこの情報が消えます。

初対面では相手の語彙もまだ分かりません。その会社特有の言い回しをそのまま記録しておくと、次回以降に同じ言葉で話せます。

3. 専門用語・略語

その業界や会社でしか通じない言葉が必ず出ます。その場で意味を聞くか、メモして後で調べるかを決めておいてください。

聞くなら、こう言えます。

「すみません、〇〇というのは御社の中ではどういう意味で使われていますか」

初回に聞くのは自然です。3回目に聞くと、話を聞いていなかったように見えます。

4. 決まらなかったこと

初対面では、多くが未確定のまま終わります。何が分からなかったかを明示的に残すと、次回のヒアリング項目がそのまま決まります。

【未確認】
・予算の規模と確保の時期
・決裁者(部長までか、その上か)
・導入希望時期
・比較検討している他社の有無

打ち合わせ自体のコツ

名前を早めに呼ぶ

序盤で相手の名前を呼ぶと、記憶に定着します。「田中様がおっしゃった〜」のように、発言を引用する形が自然です。

相手の話す割合を増やす

初回で自社の説明を延々とするのは効率が悪くなります。相手の状況を聞くほうが情報量が多いためです。

説明は次回、相手の課題に合わせて構成したほうが刺さります。

最後に確認する

終了5分前に、決まったことと次のステップを口頭で確認します。

「では、〇〇についてお見積もりを来週水曜までにお送りし、△△の件は御社で社内確認いただく、ということでよろしいでしょうか」

この確認は、録音の有無にかかわらず有効です。その場で認識を揃えておけば、後から記録を見返す必要が減ります。

打ち合わせ後にやること

当日中に議事録を作る

初対面の記憶は、翌日には大幅に薄れます。当日中に形にしてください。

録音があれば文字起こしから作れますが、なくても終了直後に5分だけ要点を書き出すだけで、後の精度がまったく違います。

送るなら早く

議事録を相手に送る場合、当日か翌営業日の午前が理想です。

初回の議事録を早く送ることには、認識合わせ以外の効果もあります。仕事が速い相手だという印象が残ります。

音声は用が済んだら消す

議事録ができれば音声は不要になることがほとんどです。相手の発言を含むデータを持ち続ける理由がなければ、削除してください。

「議事録作成のみに使用する」と伝えたのであれば、なおさらです。

まとめ

初対面は、その後の関係の前提を作る場です。録音を黙って行わないという判断が、そのまま信頼の土台になります。技術的な工夫より、この一点のほうが結果を左右します。

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