Zoomの文字起こしが日本語にならないときの対処
Zoomの字幕や文字起こしが英語で出る、意味の通らない文字列になる。原因は言語設定であることがほとんどです。設定場所と、途中で気づいたときの対応、代替手段まで整理しました。
Zoomで文字起こしを有効にしたのに、英語で出る、あるいは日本語のようで意味が通らない文字列になる。これはほぼ言語設定が原因です。
なぜ英語になるのか
Zoomの文字起こしは、話される言語をあらかじめ指定する仕組みです。指定がなければ既定の言語で解釈を試みます。
日本語の音声を英語として処理すると、音の近い英単語に置き換えられ、まったく意味の通らない結果になります。「精度が低い」のではなく、そもそも違う言語として扱われています。
設定する場所
言語の指定は、2か所にあります。片方だけ直しても変わらないことがあるので、両方を確認してください。
1. 会議中の設定
字幕・文字起こしを開始するときに、話されている言語を選ぶ項目があります。ここを日本語にします。
2. アカウント側の設定
Zoomのウェブポータルにサインインし、設定の中にある字幕・文字起こしの項目で、既定の言語を指定できます。ここを日本語にしておくと、毎回選ぶ必要がなくなります。
組織のアカウントを使っている場合、管理者が固定していることがあります。 その場合は個人では変えられないので、管理部門への確認が必要です。
途中で気づいたときは
それ以前の部分は、変換し直されません。 言語を切り替えても、すでに生成された文字起こしは英語のまま残ります。
会議の冒頭で気づいたなら、いったん停止して言語を設定し、開始し直すのが確実です。中盤以降で気づいた場合は、残りだけでも正しく取るか、別途録音しておいて後から処理するかの判断になります。
言語を直しても精度が低い場合
言語が正しいのに結果が悪いなら、原因は音声の質です。
よくある原因
| 原因 | 対処 |
|---|---|
| マイクが遠い | 話者に近い位置に置く |
| 複数人が同時に話す | 一呼吸おいて話す運用にする |
| 内蔵マイクの打鍵音 | 外付けマイクを使う |
| 空調や機械音 | 発生源から離れる |
| スピーカーの音を拾っている | ヘッドセットを使う |
精度は音源の質でほぼ決まります。 ツールを変えるより、マイクの位置を変えるほうが効くことが多いです。
専門用語・固有名詞
社内の略語、商品名、人名は、どのサービスでも苦手です。これは設定では解決しません。会議中にメモしておき、あとで置換するのが現実的です。
文字起こしが使えない場合
そもそも機能が出てこない場合、原因は次のいずれかです。
- プランに含まれていない(有料プランの機能です)
- 管理者が無効にしている
- 主催者が別組織で、その組織のポリシーが適用されている
3つ目は、外部との打ち合わせでよく起きます。自社で有効でも、相手が主催なら相手の設定に従います。
代替手段
- PCの画面収録(Windowsは
Windows + G、Macはcommand + shift + 5)。システム音声を含める設定を忘れずに - スマホでスピーカーの音を録る。音質は落ちますが確実です
- 会議後に、録音ファイルを文字起こしサービスに渡す
画面収録は、システム音声の設定を見落として無音になるのが最も多い失敗です。本番の前に10秒だけ録って、音が入っているか確認してください。
録音するときは、一言伝える
Zoomの標準機能は、録画時に参加者へ通知が出ます。外部ツールで録る場合は出ません。
黙って録っていたことが後で分かると、それだけで関係に影響します。「議事録を作りたいので録音させていただきます」と伝えれば、ほとんど断られません。
まとめ
- 英語で出るのは言語設定。会議中とアカウント側の両方を確認する
- 途中で変えても、それ以前は変換し直されない
- 言語が正しいのに精度が低いなら、原因は音声の質
- 固有名詞は設定では直らない。メモして後から置換
- 機能自体が使えないなら、プランか管理者設定か、主催者の組織
- 代替手段を使うときは、参加者に伝える
冒頭で10秒だけ試して、日本語で出ているか確認する習慣をつけると、1時間の会議を無駄にせずに済みます。