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1on1を続ける仕組み — 前回の記録から、次に聞くことを決める

· 株式会社リキッドブロック · 読了 6分

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この記事で分かること

1on1は始めるより続けるほうが難しい場です。止まる3つのパターンと、30分の流れの型、記録を「次に聞くこと」で閉じる書き方、録音に頼らず直後の2分で残す方法、次回の準備を5分にする手順をまとめました。

1on1は、始めるより続けるほうが難しい場です。

最初の数回は話すことがあります。ところが2か月もすると、「最近どう?」「特にないです」で15分が過ぎ、そのうち予定が流れはじめます。

何を記録に残すかは、1on1の記録は、どこまで残すべきかにまとめました。この記事では、その記録を使って1on1を止めない仕組みを考えます。

1on1が止まる3つのパターン

続かない1on1には、だいたい同じ理由があります。

パターン 起きていること 仕組みでの対策
話すことがない 毎回、その場で話題を探している 前回の記録から、次に聞くことを決めておく
約束が流れる 前回決めたことを、誰も確かめない 冒頭の5分で、前回の約束を確かめる
準備が重い 前日に30分かけて考えている 準備を5分で終わる形にする

3つとも、本人のやる気の問題ではありません。 前回と今回がつながっていないことが原因です。

続く1on1の「1回の流れ」

30分の1on1なら、次の形にしておくと迷いません。

時間 やること
最初の5分 前回の約束を確かめる(できた/できなかった/やめた)
次の20分 本人が話したいこと。なければ、上司が用意した問い
最後の5分 次回までの約束と、次に聞くことを決める

大事なのは最後の5分です。ここで「次に何を聞くか」まで決めておけば、次回の準備はほとんど終わっています。

「できなかった」約束は、責めずに理由を聞きます。やめた約束は、やめたと記録します。 残しておくと、毎回「あれはどうなった?」が続いて、話す時間を減らします。

記録は「次に聞くこと」で閉じる

記録の型の最後に、1行だけ足します。

■ 日付/相手

【前回の約束の結果】
・〇〇の研修申込み → 済み
・△△の資料づくり → 来週に延期(理由:急ぎの案件)

【今回わかったこと】
・

【次回までの約束】
| 誰が | 何を | いつまでに |

【次回聞くこと】
・研修を受けてみて、仕事で使えそうなところ
・△△の資料、手伝えることがあるか

【次回聞くこと】があるかないかで、次の1on1の始まり方が変わります。 「最近どう?」の代わりに、具体的な問いから入れます。

記録の残し方:録音より「直後の2分」

1on1は、録音しないのが基本です。録音されていると思うと、話す内容が変わるからです。

その代わりにおすすめなのが、終わった直後に、自分の声で2分だけ振り返りを話して録る方法です。

「今日の1on1。研修は申込み済み。資料は来週に延期、急ぎの案件のため。次回は研修の感想と、資料で手伝えることを聞く」

話すのは、自分の言葉で要点だけです。これを議事メモレックで録ると、文字起こしと要約、やることリストがメールで届きます。録音は5分まで無料なので、2分の振り返りならお金はかかりません。

注意することが2つあります。

なお、キャリア面談や目標設定など、本人が録音を希望する回は、合意のうえで録る意味があります。伝え方は会議の録音に相手の同意は必要かにまとめています。

次回の準備を5分にする

前回の記録があれば、準備は「並べ直す」だけです。

  1. 前回の記録を開く
  2. 【次回聞くこと】と【次回までの約束】を確かめる
  3. ここ2週間で、本人の仕事に起きたことを1〜2行足す
  4. 今回の目的(近況の確認か、キャリアの話か)を決める

ここでAIに手伝ってもらう方法もあります。

LB AI Prompt side bar は、ChatGPT・Claude・Gemini などに入れる指示のひな型を選べる Chrome 拡張機能です。ビジネス業務のタブにある「【マネージャー】1on1の準備(話すテーマと質問)」は、無料版でも使えるコマンドです。部下の状況と前回の約束を空欄に書き、今回の目的を選んで ⚡ を押すと、開いているAIの入力欄に指示が入ります。話すテーマと、話しやすくなる質問の案が返ってきます。

使うときの注意です。

書いた内容は弊社のサーバーには送られませんが、⚡で入れた内容は、送り先のAIのサービスに渡ります。AIが出した質問はそのまま読まず、自分の言葉に直して使ってください。

詳しくはLB AI Prompt side bar の公式サイトをご覧ください。

部下ごとの「置き場所」をつくる

部下が3人を超えると、誰の目標シートがどこにあったか、探す時間が増えます。

LB TAB Layers は、タブを「グループ」に分けて保存し、▶ でまとめて開ける Chrome 拡張機能です。「1on1」のグループの下に、部下ごとのサブグループを作っておくと、準備のときに必要な画面が一度にそろいます。

入れておくタブ 例
目標シート 期初に立てた目標のドキュメント
1on1の記録 自分用の記録のファイル
関係する資料 担当案件の進み具合が分かるページ

保存したタブにはメモも付けられます。「次回:研修の感想を聞く」のように短く書いておくと、開いた瞬間に思い出せます。ただし、メモに評価や本音の話は書かないでください。保存したタブは Chrome のブックマークに残る作りです。無料版はグループ5つまで(サブグループも数えます)、インストールから3か月はすべての機能を使えます。

Chrome のサイドパネルは、1つのウィンドウで一度に1つの拡張機能しか表示できません。両方を並べたいときは、LB AI Prompt side bar の ⧉(別のウィンドウで開く)を使います。くわしくはLB TAB Layers の公式サイトへ。

3か月たったら、見直すこと

仕組みが回っているかは、次の3つで分かります。

3つ目が出ていたら、1on1の中では解決しない問題です。仕事の割り振りや体制の話として、別の場で扱います。

まとめ

1on1を続けるのに必要なのは、話す力よりも次につなぐ仕組みです。今日の1on1の最後に、「次に聞くこと」を1行書くところから始めてみてください。

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