Google Meetの会議を記録して議事録にする方法
Meetの録画と文字起こしは上位エディションだけの機能です。使えるかの確認手順、使えない場合の3つの代替手段、Googleドキュメント連携での議事録の整え方と録画の削除運用まで整理しました。
Google Meetで会議の記録を残したい場合、いくつかの方法があります。どれが使えるかは契約しているエディションによって変わるので、そこから確認するのが早道です。
まず確認:どのエディションか
Google Workspaceにはいくつかの階層があり、録画や文字起こしが使えるかどうかが分かれます。
| 機能 | 提供状況 |
|---|---|
| 録画(レコーディング) | 上位エディションのみ |
| 文字起こし(Transcripts) | 上位エディションのみ |
| メモ機能(Gemini連携) | エディション・地域による |
| 個人のGoogleアカウント | 録画は基本的に不可 |
無料のGoogleアカウントでは録画機能は使えません。 職場のアカウントでも、管理者が無効化している場合があります。
確認方法は簡単で、会議中の「アクティビティ」または画面下部のメニューに「録画」の項目があるかを見るだけです。なければ使えません。
使える場合
録画
会議中のメニューから「録画を開始」を選びます。データは主催者のGoogleドライブに保存され、会議終了後にメールでリンクが届きます。
参加者全員に録画中であることが通知されるので、黙って録ることはできません。これは仕様として適切です。
文字起こし
録画とは別に文字起こしを開始できます。結果はGoogleドキュメントとして保存されます。
話者名つきで記録されるため、そのまま議事録の素材になります。日本語にも対応しています。
録画より文字起こしのほうが議事録には向いています。 動画を見返す時間は取れなくても、テキストなら検索できます。
使えない場合の代替手段
PCの画面収録
- Mac:
command + shift + 5 - Windows:
Windows + G(Xbox Game Bar)
いずれもシステム音声を含める設定が必要です。設定を忘れて無音のファイルができるのが最も多い失敗なので、本番前に10秒テストしてください。
スマホでの録音
PCのスピーカーから出る音を、スマホの録音アプリで拾う方法です。音質は落ちますが確実に動きます。
イヤホンを使っていると音を拾えないので、その場合はスピーカーに切り替える必要があります。
拡張機能
ブラウザの拡張機能で録音するものもありますが、会社のセキュリティポリシーで制限されていることが多い点に注意してください。音声を扱う拡張機能は、権限の範囲を必ず確認してから使ってください。
いずれの方法でも伝える
Meetの標準機能は自動で通知が出ますが、画面収録や外部録音では通知が出ません。
一言添えてください。
「議事録用に録音させていただきます」
黙って録っていたことが後で分かると、それだけで信頼を失います。法的な問題以前の、実務上の判断です。
文字起こしを議事録にする
Meetの文字起こしは発言の羅列なので、そのままでは議事録になりません。1時間の会議で2万字前後になります。
ここから決定事項とタスクを抜き出す作業が必要です。
手作業の場合
全文を読む必要はありません。**「では」「〜でいきましょう」「〜しておきます」**といった合図の周辺だけを見れば、決定とタスクのほとんどは拾えます。
自動でやる場合
文字起こしのテキストを要約ツールに渡すか、音声ファイルから一括で処理する方法があります。
すでにMeetの文字起こしが使えているなら、まずそのテキストを要約するだけで足りるか試してください。 追加のツールが必要かは、その後で判断できます。
Googleドキュメント連携の利点
Meetの文字起こしがGoogleドキュメントに保存されるのは、実は使い勝手がよい点です。
- そのまま編集して議事録に整えられる
- 共有リンクで配布できる
- 検索できる
- コメント機能で認識合わせができる
別のツールに移さず、その場で整えるという運用が組めます。Word形式が必要な場合も、ドキュメントからダウンロードできます。
データの保管
録画データはGoogleドライブの容量を消費します。1時間の会議で数百MBから1GB程度です。
会議のたびに録画を残していくと、容量を圧迫します。議事録が完成した時点で録画は不要になることがほとんどなので、削除する運用を決めておくとよいでしょう。
情報流出の観点でも、残っていないものは漏れません。用が済んだら消すのが最も確実な対策です。
まとめ
- エディションを確認(録画・文字起こしの項目があるか)
- 使えるなら文字起こしを優先(テキストのほうが実用的)
- 使えないなら画面収録か外部録音、必ず一言伝える
- 文字起こしから決定事項とタスクを抜き出す
- 議事録ができたら録画は削除
Meetの標準機能で完結する組織も多いので、まずそこを確認するのが結局いちばん早いと思います。